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第2話 フォニックスと音について

更新日:2022年4月26日


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前にフォニックスについて記事を書きました。。


フォニックスは音読をする法則を学ぶものだということ

そして

音を思い出すために読めることが必要なのだと・・・。


何故、音なのか・・今日はそのことにも触れたいと思います。


人間が言語を習得するとき

一番初めに理解するのは音。


皆さんは

お子さんを育てるときに

このことは気づいたと思います。


小さい子供(赤ちゃん)は親や周りの言葉を聞き

それを真似

言葉を発することから始めます。


つまり、言語を最初に認識するのは音なのです。


例えば・・

私はよく韓国ドラマを見るのですが(笑)

韓国語は知らないけれど

よく聞く言葉は自然と覚えました。。


オモニ・オンマがお母さんで~

アボジ・アッパがお父さんで~

オッパ・ヒョンがお兄さんまたは近しい年上の人の名称で~

オンニ・ヌナがお姉さんまたは近しい年上の女性の名称で~

とまあ、まだたくさんあるんですけど

繰り返し聞いてる言葉は大体知ってる。。。


そして、韓国語は日本語に近い言葉も沢山あるので

約束がヤクソだったり

家族がカジョクだったり

教授がキョウスだったりと

まあ、私のように韓国ドラマ見てる皆さんも、

きっと似たような言葉を知ってると思うのですよ。


しかし・・・私の場合

言葉は聞いたことあるし

言われれば多分わかるんだけど

でも、書けないわけです。

どんなふうに書かれてるかさえ

想像がつかない。


海外に住んでいるとき

飛行機の乗り換えで

韓国のインチョン国際空港を何回も利用して

空港に書いてある文字を何度も見たけども

全く読めないし意味もさっぱり分からない。


でも、空港のアナウンスで流れる言葉に

知ってる言葉が流れると

あ!知ってる~!ってなる・・。


つまり、赤ちゃんではなくて大人でさえ

言語で最初に認識するのは音であり

そのずーっとあとに文字をやっと認識しはじめるのです。。。。


フォニックスというのは

この音と文字のすり合わせ作業をする英語教育なわけです。


例えば・・・

小学低学年で・・・


サンキュー

の言葉の音と意味を知ってる子供は多いでしょう。


しかし、この言葉が

Thank youという文字で成り立っていることを知ってる生徒は

少ないかもしません。


これを教えるのに


THはスの音(舌を軽くかむ音)

A はアの音

N はンの音

K はクの音


Youはユーと読む。


これで TH A N K YOU

これを読んでるうちに

ああ、これがサンキューかあ・・・。と

頭の中で音と文字のパズルが合い。。。

しかも、大きな意味のパズルが合うのではなく

サンキューのサがこれで

ンがこれで

クがこれで

ユーがこれで~と

キレイにはまる。


頭の中のそれぞれの音と

書いてる音が一致し

この言葉の成り立ちと

意味を理解できるということになるのです。


音とその意味を理解し

文字を読めて

最終的には単語が書ける



フォニックスで

この3つが成立するようになっていく。



さて今度は従来の英語の教授法で教えてみましょう。

THANK はサンクと読み

YOU  はユーと読む

となる。


すると、子供たちは確かに THANK YOU が

サンキューだと認識するかもしれません。

でも、サンクのサはどれでンはどれでクはどれなのか・・・

わからないまま認識します。


単語自体がサンクという形として認識してるから。

読めて

意味がわかる。。。


ここまではできても

書くまでには

さらに時間がかかるのです。

なぜならTHANKを形として認識はしたものの

その中身を知らないので・・・。


知らないから

単語丸ごと音と関連無しに

無理やり覚えるようになります。

又は音がないと覚えれない人は

ローマ字読みしながら覚えるようになります。

何度も言うけども

言語は音を認識しないと

なかなか覚えられないのです。


だからローマ字読みは言語習得作業の一環としては

間違っていないと言えるでしょう。

しかし

肝心な音が間違えてます。。

日本人の多くが

英語の単語を読めない理由は

ローマ字読みが本来の英語読みとは

異なるのが理由なのです。


違うのに

こじつけて覚えてるから

本来の読みも忘れ

音を知らないから

その語の意味さえも忘れる・・・


つまり、ローマ字読みだと明らかに

本来の意味の音からはなれているため

ローマ字で単語を覚える作業をすると

ローマ字の読みのスペルとは別に

THANKという単語の読みを覚える作業も必要になります。


フォニックスに比べると明らかに二重手間です。


更に問題はそれだけではないのです。

その単語の構成を理解してないので

同じような文字が出てきたとき

これもまた一から覚えないといけないのです。


新しい単語Teeth(ティース)を習ったとしましょう。


Tはトゥと発音し

eeはイーと伸ばす発音

thは・・・・軽く舌を噛んでスの発音

THANKの語の成り立ちを知ってれば

ここで軽く舌を噛む「ス」の文字は発音できるますよね。

ティースという本来の音を発音しながら

文字を追いつつ

音と文字をすり合わせ

絵から意味を学んでいく。


フォニックスに従って学んでる子供は前に学習したTHの発音は知ってるので

新しい言葉のTとEEのみ知れば単語の構成がわかります。


フォニックスを知らない子はTeethの丸覚え練習をする羽目になります。

単語のそれぞれのパーツの音を知らないのでTHの言葉が入ってることすら

認識できづらいのです。


更に新しい言葉

Green(グリーン)が出てきたとき

Gはグと発音し

Rはラと発音し

eeは。。。

nは。。。


前回からの学習の積み重ねから

THANKのNとTEETHのEEを音と文字で理解してるため

新しい文字であるグリーンのGとRさえ理解すれば

あとは読めるし、書く時も音と共に理解しながら書くことができます。。


フォニックスの学習に沿って勉強している子は、Grだけ理解すればGreenは表記しながら読めるようになります。

フォニックス知らない子はGreenをひたすら覚える作業からスタートします。




フォニックスをマスターすると

良くも悪くも知らない単語でも読めるようになります。


だから、フォニックスにおいて一番大事なのは

音でその単語の意味を理解する作業をすることなのです。


音と文字をの組み合わせを理解し

絵などの視覚をつかい音と合わせて意味も学びます。

この2つは切って話すことはできないのです。


今は数文字の発音だけを取り上げているので

そう問題に感じないでしょうが

この認識できる文字の数が1文字ずつ増えると

単語を単語として覚えている子は延々と膨大な数の単語をひたすら覚える作業が続きます。

単語をパーツで理解するフォニックスを習った子は

覚えるのは発音するパーツのみで

そのあとは

覚えたものの組み合わせのみなのです。


読めるようになり

書けるようになる。

知らない難しい単語でさえも

法則に沿うことで読めるようになる。



一単語ずつ丸覚えしてる子供の1年後の英語の語彙を理解するスピードと

1文字ずつ文字を認識してる子供の1年後の英語の語彙を理解するスピード。。。

普通に考えて、たった1年でさえ大きく違ってくるのは明らかです。


そして、この法則を身に着け始めたら

読む速度も速くなります。

単語を中身が分かった状態で1文字と認識するため

漠然とした一語ではなく

正確に文字をとらえることができるようになります。


丁度日本語を読めるようになった

あの時に似たあの感覚。


フォニックスが上達すると

本読みができるようになります。


本読みができるようになれば

自分が発する音から物語を理解できるようになります。


だから、フォニックスは常に本読みがセットになるのです。

日本語を覚えるとき

本読みをしたように

英語でも、読みながら英語をマスターするのです。


そして、これはいずれ

中高大と進学し英語を勉強していくうえで

殆んどの人が挫折を味わう

英語の長文読解を克服する上でのキーとなり

最終的には

英語での論文・作文の基礎となります。




次に音の話。。


音と意味を認識する

文字を読める

単語を書ける



この3つの技能のなかで

一番大切なのは

言語を学ぶ上で最初に認識する音。

ここが最も大事だと言えます。


なぜなら

前にも話しましたが

言葉の習得は

すべて音で認識することから始まるからです。


ここが始まらないと

何も始まらないのです。涙


そして最初に与えられるその音は

正確であるほど

自分の言語習得にも良い影響を与え易いです。


世界にはたくさんの英語が存在すします。


日本で話される英語

中国で話される英語

韓国で話される英語

シンガポールで話される英語(シングリッシュ)

インドで話される英語

ヨーロッパ各地で話される英語

それぞれ癖があり、特徴がが

どれも英語には変わりないです。。


同じネイティブでさえ

訛があったり

表現が違ったり様々です。


ただ、英語圏においては

キレイな標準語が話せることは

教育の良し悪しを左右する一つの

基準ではあります。


多くの人がこのことを表立って言わないけれど

教養があればあるほど

言葉の使い方や発音などを

よく観察し、判断材料にしているのを

何度も聞いたことがあります。


つまり

きちんとした英語を話せるかどうかで

自分への印象や評価が違ってくるというわけです。


「あなたの発音変ね」と表立って表現する人は少ないですが

まあ、嫌味を言う人はそこそこいると言えます。



そんなことがある度に、

あの時きちんと発音できて話せていれば

言いたいことをちゃんと表現できたはずなのに・・・という

悔しい思いを何度もしたことがあるし

そういう状況におかれる人も見てきました。



もちろん、日本語英語でも

理解してくれる人も沢山います。


だから。。。

私が言いたいのは

日本人やネイティブ以外の人の英語の発音が悪いとか

なまってるとか

そういうことではなく、


どこにいても

きちんとした音を知っていて

その音を発音できることは

プラスになっても

マイナスにはならないということを言いたいのです。


経験から今なら心底身そう思います。本当に。


私も小さいころ、英会話に通ってたけれど

先生はネイティブではなかったので

もしネイティブに習っていたら・・

もっとキレイに発音できただろうし

もっと英語が理解できる近道があっただろうにと

本当に思う毎日。

海外に行ってから特にそう感じるようになりました。笑


多少訛っていようと

日本人訛の英語であろうと

意味が通じればよい。


そういうことが許される環境であれば

これでもいいのでしょうが

世界を相手にするとき

そうではない環境も

ある程度存在することを

知っておいてください。


意味が通じればいいレベルの英語もいいですが

きちんとした発音で話せれば

なおのこと良い。

これが現実で事実です。


今は漠然と

海外なんて行かないだろうし

住むなんてありえないから

そこまでしなくてもいい・・・と思ってるかもしれないかもですね。


実際に私もそうだったので。

英語勉強したからって

別に何になれるとは思ってなかったし

海外に住むなんて微塵にも思ってなかったし

英語を使って海外で仕事をするなんて

ましては考えたことなかったです。


でも、実際はすべて起こりました。



人生なんてそんなもの。

どこでどんな転機があるかわからないですよね。


なにも海外に行くだけが

英語と関わることではないです。

日本国内でもそう。


日本は輸入に頼る国。

英語のみならずほかの言語もそうですが

日本以外の国との接触は避けて通れないのです¥。

取引先が海外なんて会社は珍しいどころか

殆んどだと言っても決して過言ではないです。


海外に取引先のある会社だけではありません。

多くの外国人観光客が毎年日本に訪れています。

まあ今はコロナで入れないけども。


この観光客に対応できるよう

福岡市内のデパートに行くと

多くのスタッフが英語で接客できるように

なってきています。。。


もう、国外にとどまらず国内でさえ、

英語力を必要とするようになってきていて

国際化の波は本当に目の前まで来てると思うのです。


いざ、そのときになって

あわてて自分の音を後で修正するより

最初から正しい音を認識し

その音を発することができる環境であるほうが

言語を学ぶ上で

最も近道で

好ましいし

多くのチャンスに恵まれる可能性が高いでしょう。


正確な音で話せることは

自分の評価につながるので。


B&H英会話のBen先生はイギリスの中でも

キレイな発音をする先生です。

訛りはほぼありません。

そして、そんな先生はどこにでもいるわけではありません。


これは私や日本人の先生たちだけの評価ではなく

私が今まで会った世界中の人や

ネイティブの人の評価です。


将来のため

キレイな英語を習得するのに

わかりやすく丁寧に発音してくれるBen先生を

利用しない手はないでしょう!


正確な音で学びその音を発し

フォニックスでその言葉の構成が認識できるようになる。

これが大事ですよね。




以上

フォニックスと音の話でした。。

 
 
 

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